V.修繕記録

2021.12現在

■主な調査・診断記録)……凡例:実施年月=〔調査・診断項目〕

1988.09=〔屋上防水、外壁、鉄部、金物、給水設備〕築12年(1989年)を機に大規模修繕工事の着手を目標に、社団法人高層住宅管理業協会(現、一般社団法人マンション管理業協会)マンション保全診断センターに建物・設備の調査・診断を委託、実施した。

1994.11=〔屋上防水、外壁、鉄部、給水設備〕中間的な修繕工事の着手に向けて、施工業者に相見積もりで建装工業株式会社を選定し、工事請負サービスとして建物(主に建築系)調査・診断を依頼、実施した。

1997.11=〔給水設備〕第2回大規模修繕工事の着手に向けて、給水系の調査・診断を社団法人高層住宅管理業協会マンション保全診断センターに委託、実施した。

2002.02=〔屋上防水、外壁、床防水、鉄部、給水設備〕第2回大規模修繕工事の着手に向けて、施工業者に特命で株式会社建装工業を選定し、工事請負サービスとして建物(主に建築系)調査・診断を依頼、実施するとともに施工技術提案を求めた。

2006.01=〔開口部、専有部分〕北側に給湯器(専有部分)排気口がある2~4、6号棟の同排気口(共用部分)付近からの雨水流入事故調査と改善検討を住宅委員(5号棟103号室・中田安麿)と株式会社フレッシュハウスで実施した。

2009.11=〔屋上防水、外壁、床防水、鉄部、給水設備、電気設備〕第3回大規模修繕工事の着手に向けて、社団法人高層住宅管理業協会(現、一般社団法人マンション管理業協会)マンション保全診断センターに建物・設備の調査・診断を依頼、併せて長期修繕計画案の提案を受けた。

調査・診断図書は防災倉庫に保管。

■主な修繕工事記録)……凡例:施工年月=〔工事項目/部位/仕様/範囲〕

1982.05=〔鉄部/バルコニー手摺・その他/塗替え/全部〕分譲後5年を迎え南側バルコニー・北側窓及び階段中央の手摺鉄部に発錆が見られたため、塗替えた。

1987.05=〔排水設備/汚水処理場/撤去/全部〕〔外構/駐車場/増設/一部〕公共下水道への直接放流に伴い、開発共有施設(当ハイツ以外の11戸を含む共有)であった汚水処理場を解体・撤去・除菌し、埋戻してアスファルト舗装を行い駐車区画(8区画分)に整備した。

1988.07=★第1回大規模修繕工事を実施。

1988.07=〔屋根防水/屋上/新設/全部〕第1回大規模修繕工事において屋上防水をPC素地・防振ゴムシーリングから2層アスファルト全面防水に改良し、PC板劣化の抑制と防水・断熱機能の向上を図る。

1988.07=〔外壁/吹付タイル/張替/全部〕第1回大規模修繕工事において外壁仕上げをPC板樹脂リシン吹付から吹付タイル(製品名:NTダッシュボンド)に全面改良し、防水機能とコンクリート中性化抑止及び外観の向上を図る。

1992.08=〔TV受信システム/BS導入/改修/全部〕衛星放送(1987年アナログ放送開始)の受信環境を整えるため、各棟屋上にパラボラアンテナを設置した。

1996.06=★中間的大規模修繕工事を実施。

1996.06=〔電気設備/照明灯/交換/全部〕中間修繕工事の追加工事として劣化が進行していた階段照明器具(蛍光灯)を全面交換した。

1997.11=〔給水設備/給水管/交換/一部〕給水系の設備調査診断結果から共用部給水管の腐食進行を確認し、給水メーター先給水管(専有部分)をPS内に限定して修繕費により交換した。

2001.12=〔ガス設備/ガス管/交換/全部〕敷地内ガス管が敷設25年となり、耐用年数を経過したため、東京ガスからの提案に基づき、土中管を全面更新した。

2002.09=★第2回大規模修繕工事を実施。

2002.09=〔床防水/開放階段床/新設/全部〕第2回大規模修繕工事において階段ステップ・踊場をPC板素地から塩ビシート全面張りに改良し、防水機能とコンクリート中性化抑止及び防音性能の向上を図る。

2008.03=〔開口部/給排気口/改良/一部専有部分〕2・3・4・6号棟における北側雨水流入防止策として給排気口鉄部(共用部分)改良と給湯器(専有部分)交換(BF式→FF式)が必要なため、管理組合修繕工事として対象棟の全住戸で給排気口改良・給湯器交換両工事を一体施工した。工事費は各棟修繕積立金会計から支出した。(注:共用部分・専有部分の一体施工を参照

2009.04=〔外構/駐車場/修繕/全部〕〔付属施設/自転車置場・バイク置場/増設/全部〕駐車区画の棟別割当変更に伴う拡張に併せて車路を含むアスファルト舗装の全面打替えを行い、バイク置場の新設・駐輪場の増設も同時施工した。

2010.07=〔省エネルギー/窓サッシ/改修/一部〕住宅エコポイント制度を利用し、引違窓サッシの一部(1・5号棟各3か所と2・3・4・6号棟各2か所の計264か所)をカバー工法によりペアガラスに交換して断熱・防音性能と防犯機能を向上した。

2010.09=〔給水設備/給水管/機器設置/全部〕給水管の腐食進行防止策として、給水本管(土中管を除く)とPS内立管及び給水メーター先給水管(専有部分)に電気防食装置(ラスカット工法)を設置した。(

ライニング鋼管(樹脂内面被覆鋼管)の給水管継ぎ手部分で発錆が見られるため、管更生に代わる手立てとして、錆腐食進行の防御を期待して電気防食を採用した。

2011.07=〔TV受信システム/BS・CS導入/改修/全部〕衛星放送デジタル化に伴い、屋上アンテナをBS・CS110度アンテナに更新し、宅内TVコンセントを対応機器に交換した。地上デジタル波はJ:COM回線からパススルーとなり、地上波アンテナは撤去した。

2011.08=〔給水設備/受水槽/撤去/全部〕〔給水設備/高置水槽/撤去/全部〕〔給水設備/増圧ポンプ/新設/全部〕水道直送化に切替えるため、受水槽水中ポンプと高置水槽(1・3・5号棟屋上設置の3基)を撤去し、A地区(1~4号棟)とB地区(5・6号棟)の2ブロックに分けて増圧給水ユニットを設置、配管した。A地区とB地区の県水道引込は別系統から配管し、分離した。(

屋上の高置水槽撤去は地震対策と受水槽の水質管理業務削減を目的とした。

2012.04=〔外構/植栽/交換/全部〕各棟南側に植樹されていたヒバが樹勢、樹形ともに衰えたため、レッドロビンに植替えるとともに、防犯対策として樹高を抑え視認性を確保。また、5号棟南の通学路沿いにハクチョウゲを植込み、景観及び通行の改善を図った。

2012.06=〔省エネルギー・防犯/玄関ドア/改修/全部〕住宅エコポイント制度を利用し、玄関ドアをカバー工法により耐震ドアに交換して錠の防犯機能を改善するとともに、断熱・気密・防音性能も向上した。

2012.07=〔省エネルギー/窓サッシ/交換/一部〕住宅エコポイント制度を利用し、未交換の引違窓サッシの一部(1・5号棟各1か所と2・3・4・6号棟各2か所の計192か所)をカバー工法でペアガラスに交換して断熱・防音性能と防犯機能を向上した。

2012.08=★第3回大規模修繕工事を実施。

2012.08=〔金物/バルコニー手摺/交換/全部〕第3回大規模修繕工事において南側バルコニー手摺を鉄製からアルミ製に全面交換し、笠木コンクリートの爆裂防止と景観改善を図った。同時に隔て板もアスベスト対策を兼ねてケイカル板に更新した。

2012.08=〔床防水/バルコニー床/新設/全部〕第3回大規模修繕工事において南側バルコニー床に塩ビシート全面張りし、PC板劣化防止と防水機能の向上を図った。

2013.07=〔附属施設/その他/修繕/一部〕旧受水槽を防災倉庫に改修し、資機材、備蓄品及び管理資料保管庫として整備した。

2015.05=〔バリアフリー/階段手摺/新設/全面〕居住者の高齢化等を踏まえ、身体が不自由な方へのサポートとして全16階段に補助手摺を設置した。

2016.04=〔外構/植栽/交換/一部〕敷地景観の向上を図るため、樹形・樹勢が衰えた中高木23本を伐採し、シンボルツリーとして26本(ハナミズキ、サルスベリ、ヤマボウシ、エゴノキ、オガタマノキ)を植樹した。

2016.06=〔排水設備/雑排水管/交換/一部〕劣化・閉塞の恐れがある2・3・4・6号棟のピット内雑排水管(鋳鉄管/台所排水管を除く)のうち立管及び横引管21か所(系統)をVP管に交換した。(

21か所のうち3か所は2015年5月に先行実施済み。1・5号棟は当初からVP管であり、この時点で修繕の必要は見られない。

2017.06=〔消防設備/その他/修繕/全部〕中階段型の階段室に設置されていた非常ランプ(各戸)と非常ベル(各階段2~3か所)が劣化したため、各戸玄関ドア外上部の非常ランプを警報ランプ付ブザーに交換して警報発信住戸を目視しやすくし、非常ベルは休止した。(

非常ベルの復旧を検討しているが、宅内非常ボタンから警報ランプ付ブザー・非常ベルの連動が難しく、今後の課題とした。

2019.05=〔省エネルギー/その他/改修/全部〕全16階段の階段照明灯計61基を蛍光灯からLED灯に交換し、省エネルギー化を図った。(

階段口照明器具(National製品番NF11486WK/コンパクト蛍光灯:FML18型EX)のLED化は延期した。

2019.07=〔給水設備/給水管/交換/全部〕水道増圧ポンプから全棟16系統の立管までの給水本管を土中鋼管から露出HVP管に更新するとともに、上向き送水に変更して配管ルートを単純化し、点検管理を容易にした。

2020.06=〔省エネルギー/その他/改修/全部〕外灯6基を水銀灯からLED灯に変更・建替えるとともに、配置を一部見直して敷地内照明を改善した。

2020.07=〔附属施設/その他/交換/全部〕敷地内の案内板と警告板を全面的に見直し、デザインを一新した案内板2基と警告板8基に建替えた。

2021.10=〔給水設備/増圧ポンプ/修繕/全部〕A地区(1~4号棟)及びB地区(5・6号棟)の増圧ポンプ(各2基)をオーバーホール。(

増圧給水ユニットの耐用年数は、ユニット全体が10年~15年、プリント基板が5~8年、その他3年程度とされる。今回は設置10年経過でのオーバーホールだが、プリント基板などの交換時期が迫っている。

2021.10=〔省エネルギー/その他/改修/全部〕全16階段の階段口(集合郵便受上部)照明器具の結線を変更して代替品LED灯に交換し、省エネルギー化を図った。

2021.11=〔電気設備/引込開閉器盤・共用分電盤/交換/全部〕各棟の引込開閉器盤と共用分電盤を全面更新し、使用停止されていた旧水道検針盤を撤去して屋外コンセントBOXを設置した。(

引込開閉器盤~PS内メーター間の電力幹線については、この時点で劣化の可能性が低いと見て更新保留とした。

工事契約書、竣工図書、竣工後点検記録等は防災倉庫に保管。

■共用部分・専有部分の一体施工……修繕工事記録2008年3月()補足

◎2・3・4・6号棟における北側雨水流入防止策工事

北側からの雨水流入防止対策を団地管理規約第32条(各棟修繕積立金)第1項第五号の「特別に必要となる管理」として、共用部分・北側給排気口の修繕(構造改良)工事と専有部分・給湯器のFF式(ノーリツ製)への交換工事を一体施工するため、その費用を各棟修繕積立金から取崩すことを2008年2月24日臨時総会で議決

工事期間:2008年2月~5月

実施設計:株式会社フレッシュハウス、基本設計:住宅委員・中田安麿

施工:株式会社フレッシュハウス

■更新した主な設備・機器等

◎J:COM湘南・神奈川-CATV設備導入

導入時期:1998年2月

設置者:テレビちがさき株式会社(現・株式会社ジェイコム湘南・神奈川)

◎屋外ガス管更新

更新時期:2001年12月

耐用年数25年を迎えて引込ガス管を全面更新

施工:東京ガス株式会社

◎NTT東日本-Bフレッツ(VDSL)機器導入

導入時期:2007年5月

各棟MDF(管理組合管理物)横にBフレッツラック(H700W600D160)を設置し光ケーブルを導入、Bフレッツマンションタイプ(VDSL)の提供開始

設置者:NTT東日本株式会社

◎給水管電気防食(ラスカット)設置

設置時期:2010年9月

アノード取付総数136枚、ユニット取付総数21台、他

施工:タマガワ株式会社

◎BS・CS110度アンテナ設置《地上波アンテナ撤去》

設置時期:2011年7月

DXアンテナBC751×6基、混合分波器、保安器、ブースター他

施工:株式会社ナイコムエンジニアリング

◎増圧給水ユニット設置《受水槽・水中ポンプから増圧ポンプに転換》

設置時期:2011年8月

A地区(1・2・3・4号棟):川本KDP2形直結給水用ポンパーKDP(KDP2‐50A3.7A)

B地区(5・6号棟):川本KDP2形直結給水用ポンパーKDP(KDP2‐40A2.2A)

施工:株式会社根布工業(協力会社・森田電機)

◎ピット内雑排水横引管更新《2・3・4・6号棟》(

更新時期:2015年5月及び2016年6月

ピット内雑排水管の立管下部と横引管(鋳鉄管)をVP管に交換。対象は2015年に3か所(3号棟6系統・5系統及び6号棟1系統)、2016年に残る2・3・4・6号棟の計18か所(系統)。

施工:株式会社根布工業(協力会社・山下工業)

1・5号棟の雑排水管はピット内もVP管で、閉塞無し。

◎警報ランプ付ブザー設置《警報装置の転換》(

転換時期:2017年6月

パナソニックEA5501×114か所(各戸設置)

施工:株式会社藤吉(フジヨシ電機)

階段非常ブザー32か所は停止中。屋外非常ベル(パナソニックEA9061)を3か所(1号棟西階段口、2号棟東階段口、5号棟中階段口)に設置。

◎NTT東日本-光配線導入

導入時期:2018年8月

設置者:NTT東日本株式会社

◎階段照明灯更新《照明灯LED化》(

更新時期:2019年5月

パナソニックLEDGB87934L(W)-LS×61基

施工:茅ヶ崎東光電気株式会社

階段口照明灯16基は既存(コンパクト蛍光灯FML118)のまま。

◎給水本館更新《鋼管土中配管からHVP管露出配管に転換》

更新時期:2019年4月~7月

A地区・B地区ともHIVP管(φ75・φ50)により南バルコニー下吊下げ露出配管し、ピット内で立管接続。奇数号棟では送水方向を下向きから上向きに変更

施工:株式会社根布工業(協力会社・株式会社アクテア)

◎外灯更新《照明灯LED化》

更新時期:2020年6月

パナソニック防雨型モールライト(XY7666ZLE9)×6基

施工:株式会社根布工業(協力会社・株式会社栗原電設)

◎階段口照明灯更新《照明灯LED化》

更新時期:2021年10月

既存照明器具(National製品番NF11486WK)16基を結線変更し、コンパクト蛍光灯ツイン2パラレル(4本平面ブリッジ)FML18EX型を代替LED灯に取替

施工:管理組合が結線変更し交換

◎引込開閉器盤更新

更新時期:2021年11月

日東工業製-1・2号棟キャビネット形式RA20-59CXY×各1基、3・4・5・6号棟キャビネット形式RA20-512C×各1基

施工:株式会社根布工業(協力会社・株式会社栗原電設)

◎共用分電盤更新

更新時期:2021年11月

日東工業製-キャビネット形式RA20-610C×6基

施工:株式会社根布工業(協力会社・株式会社栗原電設)

……2021年12月現在