団地概要

マンション名:茅ヶ崎グリーンハイツ
所在地:〒253-0041 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎511番地
土地面積:8,662.68㎡
権利形態:所有権
住棟数:6棟
住棟建築面積:2,078.45㎡
住棟延べ床面積:8,734.96㎡
住宅戸数:113戸
非住宅:1区画(管理事務所)

◎1号棟
構造・階数:PC造地上4階
面積:建築面積288.96㎡、延べ床面積1,296.84㎡
専有部分・合計床面積:住宅16戸、1,040.05㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日

◎2号棟
構造・階数:PC造地上4階
面積:建築面積270.48㎡、延べ床面積1,181.03㎡
専有部分・合計床面積:住宅16戸、987.78㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日

◎3号棟(*)
構造・階数:PC造地上4階一部3階
面積:建築面積405.73㎡、延べ床面積1,623.92㎡
専有部分・合計床面積:住宅22戸、1,345.82㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日
*東邦チタニウム株式会社が社宅を2014年8月、区分所有建物に登記変更。

◎4号棟
構造・階数:PC造地上4階一部3階
面積:建築面積393.36㎡、延べ床面積1,443.56㎡
専有部分・合計床面積:住宅19戸、1,114.92㎡(壁芯面積)
非住宅1区画、58.68㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日

◎5号棟
構造・階数:PC造地上4階
面積:建築面積372.09㎡、延べ床面積1,668.58㎡
専有部分・合計床面積:住宅20戸、1,320.26㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日

◎6号棟
構造・階数:PC造地上4階
面積:建築面積347.85㎡、延べ床面積1,521.01㎡
専有部分・合計床面積:20戸、1,242.08㎡(壁芯面積)
新築年月日:1977年3月31日

茅ヶ崎グリーンハイツ紹介

【立地と経緯】
茅ヶ崎グリーンハイツは、1977年4月に分譲されたPC造中層・中階段型6棟で構成する集合住宅です。立地は、湘南海岸から約2㎞余りに位置するJR相模線・北茅ヶ崎駅東側で、植栽に囲まれた敷地にあります。
管理体制は、修繕積立金を棟別会計とする「団地管理組合」を組織し、自主管理を基本として管理会社に一部管理委託するとともに、自力運営組織として「理事会事務局」並びに常設的な協議組織として「住宅管理専門委員会」を設置しています。理事会はこれらの組織と連携して管理の一元化を図り、会計処理を始め起案、規約整備、対外調整及び居住環境の改善や施設の維持保全並びに小規模工事等を独自に実施しています。
修繕積立金保全のため「マンションすまい・る債」の利用及びIT活用によるデータデジタル化やオンライン会議運営、情報発信等を含む様々な活動に取り組んでいます。

【管理の志向】
財産物件として「区分所有法」「マンション管理適正化法」「標準管理規約」への適合、並びに共同生活空間としての安全確保を図る「消防法」「災害対策基本法」への対応を、高齢化する所有者・居住者の永住志向及びコミュニティや互助への期待の高まりの中で、いかなる組織運営であれば合理的に維持・保全・管理することが可能か、“所有居住者”の期待に応えられるかを、現に居住している者の英知と人材を活用することで実現を目指してきた。

その実現策として、2014[H26]年に規約第63条(専門委員会)に「住宅管理専門委員会=通称・住宅委員会」と「理事会事務局」の設置を規定。それぞれ設置要項も制定した。「住宅委員会」は、1977[S52]年から断続的に活動してきたものを正式に規約に位置付けし、「理事会事務局」は理事の成り手不足を踏まえた実務支援組織として位置付け、併せて自力運営を目指す自主管理の要として活動している。

もう一つの体制は、2015[H27]年に規約40条(防災・防犯対策)を追加して「防火管理者」と「発災時統括者」及び「防犯担当者」を規約役員に位置付けがある。このように報酬付役員に規約規定して団地総会で支出承認し、活動の義務化・実効性を付与しているのは珍しいのではないか。〈防犯担当者は現在選任していない〉
「防火管理者」は消防法に基づく選任。一方、「発災時統括者」は災害対策基本法につながる選任。通常、自治会防災担当者が窓口という例が多いが、当ハイツでは「自主防災会」会長が務めることとしており、他に例のない組織である。
「自主防災会」は、発災時統括者の選任を受けて2016[H28]年に設立し、自治会と団地管理組合からの拠出金をもとに運営している。特に、全居住者が会員の独立会計を有する組織としては他に例がないといわれている。実動体制には、消防計画に基づく「自衛消防隊」と行政が求める地区防災組織の「発災時体制」を合体させた「自主防災会活動組織」を形成しているのも特徴である。
この活動組織には、自治会長や理事長、民生児童委員、地域防災リーダーも加わっており、2021年現在、全居住者高齢化率46%、世帯主高齢化率59%の当ハイツでは、団地管理組合と自治会の鎹(かすがい)として、理事会運営の円滑化やコミュニティ形成、互助にも寄与している。